カウンセリングで解決する相談内容:生きづらさやトラウマに寄り添う支援


当相談室では、様々な悩みや生きづらさに対して、専門的なカウンセリングや心理療法、そして身体的アプローチを通じてサポートいたします。具体的には、以下のような問題についてご相談いただけます。

  • トラウマや心的外傷
  • 精神疾患
  • 発達障害
  • 不安やストレス
  • 人間関係の悩み
  • 自己肯定感の低さ
  • うつ症状や感情のコントロールの難しさ

上記以外の内容についても、お気軽にご相談ください。私たちは、ひとりひとりの状況や心の状態に合わせた柔軟なアプローチを心がけています。

カウンセリングの方法
ご相談は、対面カウンセリングとオンラインカウンセリングのどちらでも対応可能です。オンラインカウンセリングでは、SkypeやZoomなどを利用して、ご自宅からでも気軽にご相談いただけます。

どのような悩みでも、まずは一歩を踏み出すことが大切です。あなたが抱えている問題や不安に寄り添い、一緒に解決への道を探していきましょう。

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1.複雑なトラウマ・PTSD


トラウマは、かつて「心の傷」として語られてきました。しかし、最新の研究によって、トラウマが引き起こす影響は心だけにとどまらず、脳や身体全体に生物学的な変化をもたらすことが明らかになっています。トラウマの影響は、心身に深く刻まれ、全身にわたる疾患として広範囲に影響を及ぼすのです。これにより、身体の反応や感覚の変化、さらには慢性的な痛みや疲労といった身体症状が現れることが少なくありません。トラウマケアでは、こうした体と心のつながりを理解し、身体に刻まれたトラウマの痕跡に目を向けることが重要です。

2.解離性障害、解離性同一性障害


解離は、トラウマに傷ついた人の心と体を理解するための重要な鍵となります。トラウマを経験した人は、凍りつきや死んだふりの反応、過覚醒状態、あるいは突然のリラックスといった急激な生物学的変化にさらされることがあります。このような変化に心が追いつけなくなることで、心と体の間に深い乖離が生じ、感情や身体反応がバラバラに感じられるのです。解離は、こうした心身の反応のズレを補うための一種の防衛メカニズムですが、長期にわたって続くと、現実感を失ったり、自分自身の感覚が薄れるといった症状が現れることがあります。このプロセスを理解することが、トラウマからの回復に向けた第一歩となるのです。

3.境界性パーソナリティ障害


境界性パーソナリティ障害は、複雑性PTSDと非常に似た症状を示すことがあります。特に、見捨てられることへの強い不安を抱える愛着障害や、発達障害が根底にある場合も少なくありません。感情の起伏はジェットコースターのように激しく、感情のコントロールが非常に難しい状態に陥ります。また、こうした情緒の乱れに加えて、身体感覚が麻痺してしまうこともあり、自分の体の感覚がわからなくなることがあります。

4.自己愛性パーソナリティ障害


現代において、自己愛の病理は多くの人に見られる特徴です。その根底には、トラウマや発達障害が関わっていることが多く、過剰な自意識と強い不安、緊張感が伴っています。彼らは、常に自己を正当化しようとし、高い上昇志向を持ちながら、物事を合理的に判断しがちです。その結果、感情や人間関係よりも、損得勘定で物事を判断する"損得勘定マシーン"のような状態に陥ってしまうことがあります。

5.回避性パーソナリティ障害


回避性パーソナリティ障害の人は、常に強い緊張感を抱えています。彼らの脳は、常に周囲の環境を脅威がないかどうかアセスメントし、最悪の事態に備えて逃げ道を探し続けています。叱責や非難、失敗を極度に恐れるため、自分の気持ちや考えをうまく表現することができません。その結果、すぐに精神的な疲労を感じ、人間関係から距離を置き、引きこもってしまう傾向があります。

6.強迫性パーソナリティ障害


強迫性パーソナリティ障害の人は、常に「正しい答え」や「最適な選択肢」を求めて頭の中で考え続けてしまうため、決断するのが非常に難しくなります。慎重になりすぎるあまり、物事を先延ばしにし、なかなか行動に移すことができません。特に強迫症状がある場合、仕事や課題の仕上げがいつも時間ギリギリになり、結果的に効率が悪くなってしまうことが多いのです。

7.スキゾイドパーソナリティ障害


スキゾイドパーソナリティ障害の人は、社会や対人関係に対する興味や関心がほとんどなく、感情を表現するのが非常に苦手です。彼らは、外部との関わりを避けるため、自分の内面の世界に引きこもり、まるで見えないバリケードを張るようにして、他者との距離を保ちながら生活しています。この内向的な姿勢は、彼らにとって自己防衛の手段であり、外部の刺激から自分を守るための一種の防御反応とも言えます。

8.発達障害


発達障害には、自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)などが含まれます。これらの障害を持つ人々は、環境に適応するのが難しく、ストレスに対して非常に敏感です。そのため、ストレスをうまく受け流すことができず、体調を崩しやすいこともあります。しかし、これは心の弱さが原因ではなく、脳の構造や機能が他の人と異なるために生じる現象です。彼らは、独自の脳の仕組みにより、外部の刺激に対してより強く反応してしまうのです。

9.摂食障害


摂食障害の原因には、親子関係の不和や性被害といった深刻なトラウマが関わっていることが多くあります。この病理の核心には、体重に対する極端なこだわりがあり、食べ物への恐怖と強い執着が同時に存在します。食べることが怖いと感じながらも、食べ物に対して異常な関心を寄せ、食べる・食べないという行為が自己管理や安心感の手段になってしまうのです。結果として、摂食障害は心身に深刻な影響を与え、日常生活や健康に重大な支障をもたらすことがあります。

10.HSP


HSP(Highly Sensitive Person)は、心身が非常に繊細で敏感なため、社会に出ると日常の些細なことや人間関係で強いストレスを感じることが少なくありません。その繊細さゆえに、他の人が気づかないような世界の細部や、人との関係性、物事の見方に敏感に反応し、独特な感覚を持っています。普通の人が感じ取らない小さな変化や微妙なニュアンスにまで気づくため、時に疲れやすく、社会生活の中で孤独感や困難を感じることがあるのです。しかし、この感受性は、深い共感力や洞察力として発揮されることも多く、独自の視点から物事を見つめる力となります。

11.うつ病、双極性障害


うつ病を患いやすい人々は、神経発達の問題や抑圧された成長過程による無力感とトラウマを抱えることが多く、強いストレスにより心身が崩壊し、うつ状態に陥る。一方で、双極性障害では、うつ状態から一転し、過度に高揚し無謀な行動を取る躁状態が現れる。この躁と鬱のサイクルは、脳と身体の異常に起因する精神疾患であり、適切な理解と治療が求められる。

12.パニック障害


パニック障害は幼少期のトラウマや長期的なストレス、神経系の脆弱性などが原因で発症しやすく、特に恐怖感が強い人や完璧主義者に多く見られます。症状は心臓の動悸、呼吸困難、身体の硬直などで、突然の発作が特徴的です。克服には薬物療法やセラピーが効果的で、不安を受け入れ、身体感覚を観察し、日常生活でのリラクセーションを通じて自己調整力を高めることが重要です。

13.子どものトラウマ


発達早期のトラウマは、子どもの心と身体に深刻な影響を及ぼし、過覚醒や問題行動を引き起こします。これにより、子どもは学校や家庭での適応に苦しみ、自己認識の揺らぎや孤立を経験します。成人後もトラウマの影響は続き、社会適応や人間関係に困難を伴う可能性があります。適切な心のケアと治療が、彼らの未来を大きく変える鍵となります。

14.愛着障害


愛着障害は、幼少期の健全な愛着形成がうまくいかないことで発生し、成長過程や対人関係に深刻な影響を及ぼします。愛着障害を持つ子供は、母親の顔色を常に伺い、心身に過度の緊張を抱えます。成長とともに、孤独感や認知の歪みが強まり、対人関係が困難に。回復には、自分にとって安心できる居場所を見つけ、感情の調整を学ぶことが重要です。